昔の思い、昔の仮説

ついこの前言った赤坂見附の飲み屋で、
19歳の大学生という人と話したんですが、
「1990年生まれ」って聞いて、
1990年って、ついこの前だと思ってたのに!と
ものすごくビックリしたのでした。


1990年といえば、1990年生まれの19歳よりは、
ぼくはちょっと若かったですが、
Motley Clueの「Dr.FeelGood」が発売された年みたいです。
今まで何千回聞いたか分からないCDです、ほんと。
その何千回分の時間で、このひとが19歳になったのか、と。
途方に暮れた訳です。
こちらの19年は、あっという間でした。


自分が生まれたのが1972年で、
DeepPurpleの「Live in Japan」とかが出た年なんですよね。
古くさいけどナカナカかっこいいな、と思って
聞いた記憶があります。
いま19歳の人も「Dr.FeelGood」をそう聞くんですかねェ。
想像付かない。


1999年くらいですか、仕事を始めた頃に良く聞いたのは、
「大学を卒業すると、みんなCDを買わなくなる」
仕事で「いそがしいから」って仮説で、
ネットでCDが買えるようになれば、もっと売れる、と。


そんなこんなで音楽専門のポータルをやってました。


で、本当にそうなったんでしょうかね。


気づけば、最近はめっきり新しいCD聞かなくなりました。


もしかすると新しい音楽に対応できなくなり始める
年齢があるんじゃないでしょうか、と思ったんです。
人それぞれかも知れないけど、妙齢の方々。
「あの曲聞くと、あの時のこと思い出すなァ」なんてこと、
ここ数年の思い出でありますでしょうか。


ぼくは、たぶん無いンですよね。



つまり、その、いろんな分析とか、
結果論から語ると、ほとんど
外れてるような気がするんですよね。


でも(分析無しで)「思い」だけで議論するくらいなら、
そんなもの(議論する暇に)作っちゃった方が早いし。


裏付けが必要なら、
やっぱ真剣にやりたい気もします。
ほとんどの大人は「いそがしいから」だけで
CD買わなくなるのかってこと。
もう少し考えれば、いろいろ言えた気がします。


と、取り止めありませんが、
結論めいたものを書こうとすると時間がかかるんで、この辺で。